4巡目選手
KENTAN 6曲中3勝(期待勝数4.5) 本番強さ-91 R1534→1443
KENTANは元々の期待値が高かっただけに、ファーストステージでは苦戦していた印象だ。ANSA相手にはストラテジーカードを切ったが苦手曲のワンブルを引いて敗戦、4巡目同士のFRIP戦では薄氷の勝利となった。14試合のU76NER戦では大差を付けられての敗戦となりKENTAN自身もなにか違和感があるような素振りを見せているのが気になった。セカンドステージではKENTAN本来の力を見せて欲しい。
GOOD:本番強さ評価では-91となっているが、それでも4巡目選手の中では総合レーティング1位。高い実力を誇っておりNIKE.と共にアピナの先鋒・中堅戦を支えている。加えて既に3試合を消化出来ている。
BAD:データ上SCRATCHを得意としていたが、これまでのところ大きなアドバンテージを得ることが出来ていない。
FRIP 6曲中3勝(期待勝数0.9) 本番強さ124 R1279→1403
4巡目選手として最も意外感のある活躍を見せたのはFRIPと言えるだろう。第2試合のG*戦では相手選曲のempathyこそオプション選択ミス?が見られたが、その後の自選の大桟橋では格上相手にしっかり自選を守ることが出来た。続くKENTAN戦では僅差で敗れるも、RKS-32との旧友対決ではサングラスを使ったパフォーマンスで視聴者を沸かせつつ、見事に2タテを決めた。負けた試合でも相手と競ることが出来ており、格上相手であっても臆せずベストなパフォーマンスを発揮することが出来た。その結果として本番強さ評価+124も頷ける。
GOOD:このまま波に乗ることが出来れば、FRIPの勝負強さがセカンドステージのスーパーノバ東北にとって意外な救世主となるかもしれない。
BAD:飛び道具(SCRATCH,SOFLAN)担当のCORIVE、大将戦担当のWELLOWに対し、オールラウンダータイプのFRIP・KEELの役割がどうにも被り気味で、試合の中で明確なリードを作ることが難しい。
#MA3# 4曲中3勝(期待勝数2.2) 本番強さ50 R1325→1375
元々4巡目の中では高い実力を持つ#MA3#だが、ファーストステージではしっかりと活躍を見せることが出来た。第3試合のNORI戦ではストラテジーカードを使ってポイントを与えず、第6試合のKEEL戦でも格上相手に自選をきっちり守り抜くことが出来た。4巡目選手に期待される仕事を完璧に果たすことが出来たと言える。
GOOD:本番での勝負強さを自らアピールするに足るだけの活躍を見せた。
BAD:出場回数が2回しか消化できておらず、セカンドステージのゲームパニックは#MA3#を残り3回どのタイミングで起用するか、頭を悩ませることになるだろう。
U76NER 6曲中4勝(期待勝数2.6) 本番強さ85 R1271→1356
元々SCRATCHを得意とするU76NERだが、4巡目同士の対戦に滅法強く、TENIN・KENTANを難なく2タテすることが出来た。注目すべきはMIKAMO戦で、格上相手にも武器曲PARANOIA MAX~DIRTY MIX~を全一まで磨き上げた上で勝負に臨み、下剋上の可能性を感じさせるプレイを見せてくれた。本人曰く、「負けたのが悔しくて眠れなかった」と語るほどの負けん気の強さも良い。
GOOD:公式大会には初出場となるが本番で良いパフォーマンスが出せている。セカンドステージではダークホースになるかもしれない。
BAD:レジャーランドはコスト管理に優れており、各選手が十分なコストを残していることの裏返しとしてU76NERの出場機会はそれほど多くなさそうだ。
TENIN 4曲中0勝(期待勝数0.1) 本番強さ-8 R1204→1196
元々鍵盤に強みを持つ反面、スクラッチはからっきしのTENIN。今まで2試合に出場しているがどちらもSCRATCH戦で、相手からはここぞとばかりにストラテジーカードを使用されてあえなく狩られてしまった。データ上は本番強さ-8となっているが負けた試合もワンサイドゲームとなっており、いい所を見せられていないのが気になる。率直に言えばファーストステージ覇者のラウンドワンのおこぼれにあずかった印象だ。
GOOD:勝ち抜けが決まったラウンドワンはセカンドステージを使ってTENINの出場機会を確保し、”育てる”ことが出来る。公式大会出場経験のないTENINにとってはセミファイナル以降の対戦に向けて貴重な経験となるだろう。
BAD:今までのところ、他チームの4巡目選手に比べて本番強さなどを加味した時に見劣り感が否めず、セミファイナルステージ以降の対戦では(まだ対戦方式は明らかになっていないものの)TENINが穴になりそう。
NORI 6曲中1勝(期待勝数0.7) 本番強さ17 R1039→1056
NORIは6曲中1勝に留まったが、シルクハットにとって大きな1勝となった。格上となるNIKE.相手にop.31 叙情を投げて自選を守り抜いたが、その1ptがSEIRYUの2タテに繋がってアピナを下したのだ。SEIRYUは大将戦で4回も2タテをしているがそのうち唯一の勝利に繋げられたのがNORIの叙情だった。ちなみにBPLZEROでも叙情でRKS-32相手に勝利しているがその時のスコアは1530点。今回は1578点とスコアを大きく伸ばすことが出来ている。ちなみにBPLZEROから通算で既に14曲プレイしているが、そのうち勝ったのは2回しかなく、どちらも叙情。
GOOD:青龍塾で実力を伸ばしており、セカンドステージでは叙情以外の武器にも期待。なお本人の名誉のために言えば、ファーストステージでは#MA3#、KUREIからストラテジーカードを使われて自選曲がプレイ出来なかった。それだけNORIの磨き上げた武器曲が警戒されているということだろう。
BAD:とはいえ、今までのところ”叙情の人”としか言いようがないのだが、NORIの元々の実力を考えると本番で一刺し出来る武器があるだけで御の字か。
HAL 6曲中0勝(期待勝数0.4) 本番強さ-22 R1064→1042
1巡目のMIKAMO、1-PIN、3巡目ながら飛び道具系では最強のCORIVEに当たるなど、これまでの対戦相手を考えるとHALにはちょっと運が無かったか。公式大会出場も初めてのため、かなり緊張している素振りが見られた。
GOOD:試合を重ねるごとに徐々にアジャスト出来ている感じはあり、セカンドステージでは何とかポイントを取って欲しいところ。
BAD:シルクハットはSEIRYUのコストをほぼ使い果たしている。具体的にはRKS-32の残コストが120。SEIRYUの残コストが50で、2人で大将戦5回・中堅戦1回をまかなうことになる。後半5試合の消費コストのうち、130コスト分、NORIとHALが出場しなければならない。つまりほぼ全ての先鋒戦・中堅戦をNORI・HALで回す必要があるということである。ファーストステージのスーパーノバ東北戦がそうであったように、対シルクハット戦は各チームここぞとばかりに稼ぎ所にしてくるだろう。